診療時間 Web予約 アクセス

陥入爪(かんにゅうそう)

症状

爪が伸びてくる際に周りの肉に陥入し(くい込んで)、そこで炎症をおこし、痛みを生じている状態です。巻き爪を伴っている場合と、伴ってなくても深爪を繰り返すことで生じることがあります。
腫れ(腫脹)、赤み(発赤)、熱み(熱感)、押すと痛みをともないます(圧痛)。細菌感染を伴った場合(化膿性爪囲炎)、膿みが出てくることもあります。
深爪をすると、爪が伸びてくるときに肉に食い込み痛くなるので、再度深爪を繰り返し、悪循環となっていることが多いです。爪の側方に肉芽を伴う方もいらっしゃいます。

治療法

爪を伸ばす、切る時はスクエアカット(四角く爪切りをします)、清潔を保持するなど、爪のケアをしていただきます。

爪の食い込みを軽減するために、テーピングや綿を爪と皮膚(肉)の間の挿入し、爪が伸びるための道を作ってあげます

化膿性爪囲炎を併発している時は創処置、抗菌薬の内服を行います。

爪刺の切除は一時的には痛みを和らげますが、再び伸びてきた時に痛みを伴うことがあります。

巻き爪を伴っている方は、炎症がおさまり、爪が縁より1-2㎜伸びたところでワイヤーによる矯正を行います。