肘部管症候群
症状
小指、環指のしびれ、感覚障害が出現し、悪化すると手指の筋力が落ちてきます。
筋肉の麻痺が進行すると、かぎ爪指変形、鷲手といった手指の変形を来す場合があります。
治療法
肘関節内側の尺骨神経の通り道(肘部管とういう神経のトンネル)内で、骨の変形、線維組織の肥厚やガングリオンなどのできものが神経を押さえてしまい、しびれなどの症状が出ます。
肘をよく動かす仕事やスポーツ(野球など)により尺骨神経が圧迫されることがあります。
治療:肘の負担を減らし、しびれが起きる動作を制限します。内服や肘部に外用剤を使用しますが、症状の改善が得られない場合、手術を検討します。
日本手外科学会 手外科シリーズ 8. 肘部管症候群より画像を引用しております。