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変形性股関節症

症状

股関節部痛(足の付け根)、殿部痛(おしり)、大腿痛(ふともも)が出現します。

歩いているときや階段の上り下り、靴下を履こうとした際に痛みが出現します。変形や痛みが強くなることで股関節の可動域制限(動きの悪さ)が出現してきます。

膝の軟骨がすり減るように、股関節の軟骨もすり減ります。次いで大腿骨頭や骨盤の骨(臼蓋)が変形してきます。

小児期に股関節の病気(発育性股関節形成不全症)があった方が大人になり、軟骨のすり減り(摩耗)とともに骨の変形を来します。以前はこの二次性変形性股関節症がほとんどでした。

近年では、加齢などとともに軟骨が変性・摩耗してくる例が増えてきております。

治療法

薬物療法、理学療法、物理療法による保存的治療を行います。歩行時痛が強い方は杖の使用をすすめます。体重が大きすぎる方には減量、食事療法、運動療法を行います。

保存的治療にて症状の改善が認められない場合、日常生活に不自由を来す場合は手術を検討致します。

日本整形外科学会 パンフレット「整形外科シリーズ10 変形性股関節症」より画像を引用しております。