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単純性股関節炎(小児)

症状

股関節痛よりも、膝や大腿の前面痛を訴えることが多いです。痛みが強いときは歩こうとしません。股関節や膝を動かすことで痛みが強くなります。

就学前の子供で転んだり、ぶつけていないのに、急な脚の痛みや歩行できないと訴える場合の多くがこの疾患です。

股関節に水がたまることにより、痛みが出現しております。原因は明らかではありませんが、風邪症状の後に出現することがあります。

治療法

痛みのある間は、局所の安静とアセトアミノフェンの内服をしてもらいます。通常は1-数週間で股関節や大腿部の痛みは軽減します。痛みが強い場合、入院を要すこともあります。

発熱を伴う場合は、股関節の水を抜いて検査する場合があります。

非常にまれに、ペルテス病の初期段階の場合がありますので、痛みが持続する場合、検査を要します。

また、繰り返したり、反対側に出現することもあります。