肩関節脱臼

症状

初回の脱臼は外傷に伴い生じることがほとんどであり、肩関節痛とともに、肩を動かすことができなくなります。反対（健常な方）の肩を触れてみて、同じ部位に受傷した方の肩の骨がふれなければ、ほぼ脱臼と判断できます。

　脱臼時のX線像　

治療法

レントゲンにて脱臼および骨折の有無を確認します。

無麻酔で脱臼が整復可能な場合と、麻酔を要す場合があります。

脱臼整復後、特に初回の場合は装具を用いた固定を行います。

固定時も筋力訓練、他の部位のトレーニングは必要です。

その後に、受傷肩関節の可動域訓練、筋力訓練を行います。

整復後のX線像

日本スポーツ整形外科学会（JSOA）「スポーツ損傷シリーズ　7．反復性肩関節脱臼」より画像を引用しております。