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頚椎後縦靱帯骨化症

症状

頚部痛、上肢のしびれや疼痛が出現します。症状が進行した場合、手指の細かい動作のしにくさや上肢の脱力や感覚障害、さらには下肢のふらつきが出現することがあります。

頭部をぶつけたりした後に四肢の症状が出現し、この病気が発見されることもあります。

頚椎の神経のトンネル(脊柱管)の中の靱帯が骨化する病気で、骨化病巣は徐々に大きくなってきます。画像検査が必須で、頚椎以外にも腰椎や胸椎に靱帯骨化を認めることもあります。

緩やかに進行するので、症状が出るまで病気に気付かないことがほとんどです。後縦靱帯が骨化する原因はまだ不明なことが多く、国の難病に指定されております。

治療

症状の程度により治療法は異なります。頚部痛や軽い上肢のしびれや疼痛は内服や物理療法・理学療法にて経過をみていきます。

手足のしびれ、脱力、下肢のふらつきなど神経の麻痺症状が出て日常生活動作が困難な場合は手術を行い、神経の圧迫を除去します。

日本整形外科学会.パンフレット「整形外科シリーズ32 頚椎後縦靭帯骨化症」より画像を引用しております。