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胸椎圧迫骨折

症状

骨粗鬆症(骨が脆くなる病気)の方に発症することが多く、軽微な外傷、尻もち、重たい物を持ち上げた際などに背中の痛みや腰の痛みが出現します。胸椎(せぼね)の下の方と腰椎(こし)の上の方、すなわち胸腰移行部に生じることが多く、複数箇所で骨折を繰り返すことで背中が丸くなってくることもあります(円背)。

骨折の転位(ズレ)が大きく、骨が脊髄や神経を圧迫することがあり、その際は下肢の痛みや、しびれ、脱力などの神経麻痺症状が出る場合があります。

まれに血液の癌や転移性腫瘍による背骨の骨折もあります。

治療法

骨折の診断がついた後に、コルセット(簡易コルセットまたはオーダーメイド)を装着し、なるべくからだを前屈しないように制限します。同時に体幹、下肢の筋力低下を来す可能性があり、リハビリテーションが必要となります。骨粗鬆症があれば、骨を強くする注射を開始します。1度脊椎の圧迫骨折を生じた人が、再度、他の脊椎の骨折を起こす場合もあります。骨折の痛みがなくなった後も、骨粗鬆症の治療は必要です。

日本整形外科学会 パンフレット「整形外科シリーズ31 骨粗鬆症による脊椎椎体骨折」より画像を引用しております。